酸素シャワーカプセルのシステム動作

システム全体



酸素シャワーカプセルのシステムは大きく分けて「酸素濃縮機」、「混合制御盤」、「カプセル本体」から構成されています。 空気中の酸素はまず酸素濃縮機で約90%の濃度にまで高められた後に、混合制御盤で再度空気と混ぜて適切な濃度と圧力に調整されてカプセルに送り込まれます。
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酸素濃縮機



窒素を吸着する特殊なゼオライトを使用して空気中の窒素と酸素を分離し、窒素を排出し分離した酸素のみを蓄積することによって濃縮酸素を生成します。 最初に酸素を高濃度に濃縮することで、カプセルに送る酸素濃度の調整を容易にします。 濃度90%の酸素を毎分6リットル供給可能です。(業界最高性能。)
動作2-1

混合制御盤



酸素濃縮機で濃縮した酸素と空気を混合して、適切な濃度に調整した酸素をカプセルに送り込みます。 濃度30〜35%の酸素を毎分60〜100リットル供給します。
吸気と排気を同時に制御することにより、カプセル内の気圧も適切に調整します。 カプセル内気圧は制御盤のデジタル表示で確認できます。
動作3-1

カプセル本体



人が入るカプセルの本体です。 材質は塩ビ・ターポリン製の防炎生地を使用。 接合部は高周波溶着ウェルダー(48MHz・3kW)、特許取得の二重構造のチャック、伸縮率を均一にした窓部構造等により耐圧を高めています。
1.2気圧、1cm²あたり2kgf(カプセル全体で2t以上)の加重を保持します。
動作4-1
※酸素シャワーカプセルは二重構造チャックおよび窓部構造で2件の特許を取得しています。


「酸素シャワーカプセル」は他の酸素カプセルとはどう違うの…?