特長・他社の酸素カプセルとの比較
適切な空気圧と酸素濃度の保持
当社の「酸素シャワーカプセル」は、カプセル内を気圧:1.2気圧、酸素濃度:30〜35%に保持します。 この状態は人間の身体にとってベストといわれており、他社の空気をそのまま圧縮するだけのカプセル(空気カプセル)に比べてより効率的に酸素を吸収することができます。
- 気圧が1.3気圧を超えると身体に対する負担が増え、耳の鼓膜にも支障が出るために別途処置が必要になります。 「酸素シャワーカプセル」では内部の気圧を1.2気圧に抑えているので入る際に特別な処置の必要はありません。
- 酸素濃度については、低すぎても高すぎても人体に有害な活性酸素の発生が増えるといわれています。 また、空気をそのまま圧縮する空気カプセルでは酸素だけでなく窒素の分圧も増えるため、いわゆる窒素酔いを起こす場合も出てきます。 「酸素シャワーカプセル」は濃縮酸素を空気と混合して適切な濃度に調整することにより、そのようなリスクの発生も防ぎます。
使う人の立場に立った快適設計
「酸素シャワーカプセル」は吸気と排気の一括制御によりカプセル内の気圧を適切に保持しています。 このことにより、カプセル内には自然な空気の流れが発生するので、他社の吸気のみを行う機種のように空気がカプセル内に滞留することなく、中に入った人が快適に過ごすことができます。
また、カプセルへの給気にはダイヤフラムポンプを使用しています。 ダイヤフラムポンプは他社の採用するプランジャーポンプに比べて非常に静かで、吐出温度が低く給気温度の上昇がほとんどなくて、安全・快適です。
移設や保守が容易なソフトカプセル
「酸素シャワーカプセル」はカプセルに柔らかい生地を使用したソフトカプセルです。 不使用時はコンパクトに折りたためるので、他社のハードカプセルに比べて移設や収納が楽に行えます。
また構造がシンプルなので、何か不具合が起こったときでも応急処置が容易に行えます。
高効率で耐久性の高い酸素濃縮方式
「酸素シャワーカプセル」の酸素濃縮に用いられているゼオライトは、濃度95%以上の酸素が生成可能です。 (実際には90%に調整しているので薬事法には触れません。) 他社の採用する酸素富化膜方式(生成酸素濃度:40〜50%)に比べて酸素の濃縮効率が高く、耐久性も高いので保守に手間がかかりません。 また、沸点の違いで気体を分ける深冷分離のような特殊な装置も必要なく、家庭用電源を用いて室温で簡単に酸素の濃縮ができます。
シンプルな操作性
「酸素シャワーカプセル」のシステムの操作は給気の流量コントロールと排気弁の開閉のみと、きわめてシンプル。 操作のための特別な知識や技能は必要ありません。 また、操作が必要なのはスタート時の給気の流量設定と終了時の排気だけなので、カプセルの動作中にずっと人が付きっきりになる必要もありません。
各種安全対策
安全ガス放出弁やポンプの気圧自動制御機能など、カプセル内の必要以上の圧力上昇を防ぐための対策が取られています。 万一のときは、手動によるリリーフ・バルブの操作でカプセル内の気圧を減圧することもできます。
その他、緊急時連絡用のインターフォンや、内部からも開けることができる緊急脱出用ファスナーなど、カプセル内で何かがあったときに備えた対策も各種装備しています。
医療用機器と比べて…
当社の「酸素シャワーカプセル」は健康増進器具です。 第一種高気圧酸素治療装置等の医療機器ではありません。 医療用の酸素カプセルに比べると…
- 薬事法の適用範囲外なので、使用についての制限も特にありません。 (ただし、医療行為としての使用はできません。)
- 使用にあたっての医師の判断は不要です。 操作のために医療の資格を持った技師等を付き添いとして置く必要もありません。 誰でも簡単に扱えます。
- 医療用の高濃度酸素を使用しないので、防火などに注意する必要がありません。 また、カプセル内の気圧も人体に過度の影響を及ぼさない範囲なので安全に使用できます。
「酸素シャワーカプセル」はどんなところで使われてるの…?